
たくさん種類がある育毛剤。あなたはどんな基準で選んでいますか?
育毛剤選びのポイントとして、含まれている成分が意外と大切なんです。
今回は、育毛剤の成分にスポットを当て、オズクリニックの長谷川先生にネットの情報が本当なのか聞いてきました!
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この記事の目次
育毛剤の成分に関する悩み・口コミ
ネット情報の結論!
- 薄毛の原因によって効果のある育毛剤の成分は違う
オズクリニック長谷川先生の回答
まずは自分の薄毛の原因を知ろう
薄毛を治すためには、なぜ自分が薄毛になっているかを知らなければなりません。たとえば男性型脱毛症に陥っているのに、頭皮環境の改善作用しかないタイプの育毛剤を利用しても何の効果も生まないわけです。
薄毛の原因を知る方法は様々あります。頭皮をチェックする方法もあります。または薄毛の状態を見ても判別可能です。男性型脱毛症の場合は遺伝性のものなので、家系的に薄毛が多いか、ということでも確認できるのです。
更に詳しく原因を知りたい、という方はAGAクリニックで検査を受けるという方法もあります。
薄毛の原因別・効果がある成分一覧
血行促進効果がある成分
センブリエキスやニンジンエキス、さらに唐辛子チンキやビタミンE(酢酸トコフェロール)などがあります。
血行促進作用があるということですが、厳密には血管を拡張させるような作用があります。頭皮に塗布することで、頭皮の血管が広がります。その結果、たくさんの血液が流れ込んでくるわけです。
頭皮には髪の毛を作る毛乳頭細胞や毛母細胞などがあります。それらの細胞にたっぷりと栄養が送られるようになり、細胞が活性化し太くてたくましい毛が生えてくるわけです。
5αリダクターゼを阻害する成分
オウゴンエキスやソウハクヒ、さらにはアロエエキスや冬虫夏草エキスなどがあります。
5αリダクターゼは酵素となっており、男性型脱毛症の原因物質であるジヒドロテストステロンの生成に関わっています。
男性ホルモンのテストステロンと酵素の5αリダクターゼが結合するとジヒドロテストステロンが生み出されます。ジヒドロテストステロンは毛根に作用し、髪の毛を生やすな、といった指令を前頭部や頭頂部に出すので局所的な薄毛になってしまうわけです。
5αリダクターゼの働きが阻害されればテストステロンとも結合せず、男性型脱毛症の原因物質であるジヒドロテストステロンも生み出されにくくなります。
頭皮環境を整える効果がある成分
イチョウ葉エキスやグリチルリチン酸2K、さらにセイヨウオトギリソウエキスやアセロラエキスなどがあります。
頭皮環境を整えるといっても様々な作用があり、代表的なものとしては保湿作用・消炎作用・抗菌作用・抗酸化作用があります。
頭皮に問題があると、髪の毛の成長も阻害されてしまいます。たとえば炎症があると、髪の毛に使われるべき栄養が頭皮の補修に使われてしまいます。髪の毛を作る細胞が栄養不足になり、細い毛ばかり生えてきてしまうこともあるわけです。
頭皮に栄養を与える成分
ビタミンAやビタミンB2、さらにケラチンやビオチンといったものがあります。
頭皮や髪の毛に使われる成分と頭皮に直接補給して、髪の毛や頭皮の元気を取り戻そうとするわけです。経皮では大きな効果がないのでは、といったことも指摘されていますが、一定量については頭皮に浸透していきます。皮膚からの栄養補給は、頭皮や髪の毛に役立つこともわかっているので意味が無いわけではありません。
まとめ
育毛剤によっては血行促進作用系成分を中心に配合しているものもあります。5αリダクターゼを抑制させる成分を多く含んでいるものもあるわけです。
それぞれの育毛剤には方向性というものがあります。その方向性を理解して、自身の薄毛の原因に対処できるものであるのかを考えてください。ちなみに男性が女性用育毛剤を利用しても良い効果が得られないケースが多いです。