
最強の発毛剤と呼ばれているのがミノキシジルタブレットは、非常に強い作用があり実際に髪の毛が増えてきたという方も増えています。
しかし、ミノキシジルには恐ろしい副作用があります。
ミノキシジルタブレットには、併用してはいけない「併用禁忌薬」があるのです。
今回は、ミノキシジルタブレットと併用できない医薬品を中心にお話させてもらいます。
禁忌薬や、副作用が心配な方は、必ず医師に相談してくださいね。
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ミノキシジルタブレットの併用禁忌薬とは
・バイアグラ(血管を拡張させる)
・スマトリプタン(血管を収縮させる)
・イブプロフェン(市販の薬にも含まれている)
バイアグラ
非常に有名な勃起薬です。
ED治療薬にはクエン酸シルデナフィルという有効成分が含まれているのですが、こちらには血管を拡張させる作用があります。
ミノキシジルと同様の機能を持っているのです。
仮に、バイアグラとミノキシジルタブレットを併用してしまうと、血管を拡張させすぎてしまいます。
血圧を急激に引き下げてしまう可能性があるので、低血圧を引き起こして危険な状態になってしまうかもしれません。
バイアグラを定期的に利用している方は、ミノキシジルタブレットを利用してはなりません。
スマトリプタン
偏頭痛に悩まされている方であれば、有名な医薬品なので知っている方も多いかもしれません。
スマトリプタンは片頭痛の痛みを軽減させる働きを持っています。
偏頭痛は脳内の血管が炎症を起こすなど神経に触れることで発生してしまいます。
スマトリプタンは、セロトニンと呼ばれる神経伝達系の物質に働きかけます。血管を収縮させて痛みを軽減させる、といった機能があるのです。
- ミノキシジル・・・血管を拡張する
- スマトリプタン・・・血管を収縮させる
逆の作用がある成分を同時に摂取してしまうと、血圧のコントロールができなくなってしまうのです。
スマトリプタンを服用しているとミノキシジルタブレットによる発毛効果は得られにくくなります。
イブプロフェン
解熱作用や鎮静作用、そして抗炎症作用がある医薬品です。非常に多くの医薬品に含まれています。
例えば、風邪薬にも含まれていますし鎮痛剤の中にも含まれていますよ。ドラッグストアでも販売されている「イブ」などにも含まれているんです。
イブプロフェンに関しては、ミノキシジルタブレットの説明書に併用を禁止してる旨が掲載されているので、市販されている風邪薬にも注意を払わなければなりません。
本来は併用薬が必要
利尿剤と交感神経β受容体遮断薬の併用が必要
知らない方も多いのですが、ミノキシジルタブレット自体に本来は併用薬が必要なんです。
ミノキシジルによって体の排泄機能は衰えてしまいます。ミノキシジルタブレットを利用すると太ってしまう、といった話を聞いたことがありませんか?
実は水分を排泄しにくくなってしまい、体内に溜め込んでしまうので太ってしまうのです。
体内に水分を溜め込むと胸水が溜まってしまう、という大きな問題も生じてしまいます。
結果的に心肺機能が低下してしまう、という恐れまであるんです。
そこで併用すべきとされているのが利尿剤です。利尿剤を飲むことで、体内の水分の排泄がスムーズになります。
ミノキシジルタブレットの副作用を抑えることにつながっていくわけです。
交感神経β受容体遮断薬に関しても、降圧剤(ミノキシジル)による狭心症予防として利用されている事実があります。
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高容量のミノキシジルタブレットには気をつけること
利尿剤、交感神経β受容体遮断薬など併用薬を用いるのは高容量のミノキシジルタブレットを利用する場合です。
ミノキシジルタブレットの容量はいくつかあり、2.5ミリグラム・5.0ミリグラム・10.0ミリグラムがあります。
仮に、10.0ミリグラムのミノキシジルタブレットを利用する場合には、併用薬が必要になってくるので注意しましょう。
ちなみに発毛目的としての10.0ミリグラムの利用は問題があります。容量が大きすぎるのです。
発毛目的で利用するのであれば、5.0ミリグラムか2.5ミリグラムタイプを選択してください。
検査も受けた方が良い
ミノキシジルタブレットは体に対する影響が非常に強いです。副作用が出やすいので、体の異常に気づくためにも定期的に検査を受けるべき、と指摘もされています。
- 心電図検査
- 利尿検査
- 血液検査
- 血圧検査
上記の検査を半年に1回程度受けるようにしましょう。
血圧検査は、血圧計を購入すれば自宅でもできますね。
ミノキシジルタブレットを利用している方は、血圧が下がりすぎていないかチェックしてみましょう。
【低血圧の値】
- ・最高血圧・・・100以下
- ・最低血圧・・・60以下
上記の値に当てはまってしまった方は、ミノキシジルの影響が出すぎていると考えられます。
体調によっては低血圧の症状が出てくる可能性もあるので、すぐに服用をストップしてください。
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心疾患を持つ方なら「降圧剤」には注意
心臓の負担を大きくしてしまう
ミノキシジルタブレットの副作用の中には、
- 胸の痛み
- 動悸
- 息切れ
といったものがあります。
どれも心臓に負担をかけているからこそ起きる症状です。
心疾患を持っている方は、特に降圧剤であるミノキシジルの利用は注意しなければなりません。
血圧に変化を加えるので、心臓が負担を受けてしまうのです。まずはかかりつけ医に利用できるかの相談を行うべきです。
心疾患の症状がきつい場合には、もちろん利用しないほうが良いです。
髪の毛は薄くても生命の危険性はありません。
しかし、心臓に問題があると命の危険性だってあるわけです。
ミノキシジルに不安を感じた方はプロペシアを検討してみてはいかがでしょうか?
まとめ
ミノキシジルタブレットは、血圧系の薬との相性が極めて悪いです。
血管を拡張させる作用のある医薬品、収縮させる作用のある医薬品と併用してはなりません。
さらに心疾患がある方の利用もダメです。心臓への負担がさらに強まってしまうかもしれないからです。
ミノキシジルは危険性のある成分、という認識を持ってください。
大きな副作用が出てからでは遅いです。
まずは低用量から始めるのもおすすめですが、塗布タイプであれば頭皮にのみ影響があるので心臓や血圧計の副作用は出にくいですよ(頭皮の副作用は起きやすい)。
ミノキシジルに不安がある場合はAGAクリニックに相談してみましょう。